2.そば粉の粒度分布の測定

石臼で6kg/h投入量で碾いた
場合の粒度分布8番の篩上の
粉(250〜300μ)が多く見られる
がこれは石臼の個々の特性に
よると思われる。

今は幻となった秋田本荘の石碾屋さんの粗碾き粉石臼にこだわり、
一回碾きであるにも関わらずバランスの良い粉にしている。

繋がらないことを売りにしている粉であるが、細かい粉の割合が少ない。
確かに繋がり難い粉である。

投入量を少なくして1kg/hで碾いた場合の粒度分布。
当然の事たながら細かい粉が多くなり個々の石臼の特性は見られなくなる。

玄そばの殻を一緒に碾き込むことにより殻がベアリングの役をはたして上臼がすこし持ちあげられ、甘皮(特に外側の甘皮)が碾き込まれるのを防いでいる。

同じく石碾屋さんの玄そばから製粉したもの。
32メッシュの篩上を取り除いているようで、殻と一緒に外側の甘皮も除去されていると思われる。

2)石臼碾きの投入量と粒度分布との関係

 篩Noと目開き寸法の関係はこちら

1) 石臼碾きの粒度分布